July 29, 2025
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AI inside と中本・アンド・アソシエイツがAIプロバイダー契約を締結― 「Leapnet」を活用してERP強化AIや異常検知AIを開発


AI inside 株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:渡久地 択、以下「AI inside」)と、丸紅I-DIGIOグループの株式会社中本・アンド・アソシエイツ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:池田 孝、以下「中本・アンド・アソシエイツ」)は、AIプロバイダー契約を締結しました。

中本・アンド・アソシエイツは、AI inside が提供する、AIによる新たな収益源の創出を支援するプラットフォーム「Leapnet」*1 を活用してERP強化AIや異常検知AIを開発し、その社会実装を進めていきます。 
 

「Leapnet」を活用し、AIを事業化する企業へ 

「Leapnet」は、企業が自社の知見や業務プロセスを活かし、AIエージェントを自ら構築・提供できる国産LLMネイティブなAIプラットフォームです。 「Leapnet」の活用により、企業は膨大な時間やコストをかけたPoCや専門エンジニアを必要とせず、AIを取り入れた事業開発が可能になります。

中本・アンド・アソシエイツは「Leapnet」のAIプロバイダー第一号として参画し、ERP領域の知見を活用して、従来人の手で行っていた紙の受注伝票や請求書などの入力やデータ変換を支援するERP強化AI、および業界固有の課題を解決する異常検知AIを「Leapnet」上で開発しています。また、異常検知AIを活用したソリューションとして、不動産管理・マンション修繕向けの異常検知AIソリューション「GenbaLens(ゲンバレンズ)」を8月上旬より提供開始する予定です。スマートフォンやタブレットなどを使用して修繕見積対象の建物を動画撮影するだけで、「GenbaLens」のAIが損傷・劣化個所を自動検出した上で静止画として切り取り、音声コメントをテキスト化して報告書データを生成します。画像の切り取り、要修繕箇所の自動追記、提出用フォーマット変換をAIが人に替わって行うことで、報告書作成時間を従来の8時間から最短1時間に短縮し、品質均一化と効率化を実現します。

AI inside と中本・アンド・アソシエイツは、さまざまな業界向けにAIソリューションを展開し、業務効率化と新たな価値創出を推進していきます。

*1 2025年7月29日AI inside 発表 「Leapnet」発表プレスリリースをご参照ください 
 

コメント 

株式会社中本・アンド・アソシエイツ 副社長 執行役員 COO 清瀬 友久 

30年以上にわたりオラクル社のERPを専業に扱ってきた知見を活かして、現場業務や伝票入力などこれまでデジタル化できずに人手で行っていた業務の生産性向上と品質向上を両立させるAIを多様な業界へ展開していく考えです。

中本・アンド・アソシエイツは、AIソリューションの提供領域をさらに拡大し、AI inside 様とAIの社会実装を力強く推進していきます。
 

AI inside 株式会社 代表取締役社長 CEO 渡久地 択

中本・アンド・アソシエイツ様のように、長年にわたって現場と真摯に向き合い、深い知見と高い実装力を培ってこられた企業が、「Leapnet」を活用してAIを事業化されることに、大きな意義を感じています。

今回開発された異常検知AIは、単なる効率化ではなく、現場の課題に根ざしたプロダクトです。企業が培ってきた知見をAIというかたちで社会に届け、新たな価値と収益を生み出していく── まさに、そんな時代が動き始めています。

この取り組みは、不動産管理だけでなく、製造・建設・物流など、さまざまな業界にも展開できる可能性を持っており、異常検知を起点とした業種特化型AIの広がりにも大きな期待を寄せています。
 

AI inside 株式会社について 

AI inside 株式会社は、生成AI・大規模言語モデル(LLM)や自律型AIの研究開発と社会実装を推進するテックカンパニーです。日本語のドキュメント処理に特化したLLM「PolySphere」の開発をはじめ、政府機関・地方公共団体・民間企業など約3,000社・6万ユーザ超への導入実績を持ち、独自のAI基盤の構築と普及を進めています。主力プロダクトである「DX Suite」は、データ入力業務に特化したAIエージェントとして前後工程全体の自動化を実現しています。これらの取り組みを通じて、人とAIの協働を推進し、生産性向上と業務効率化によって創出された時間を、より付加価値の高い業務へ移行する「VALUE SHIFT」を実現します。 
https://inside.ai 
 

丸紅I-DIGIOグループについて 

丸紅I-DIGIOグループは、丸紅株式会社のICT領域における事業会社グループとして、以下の4事業セグメントに注力し、商社の強みである幅広い顧客基盤とネットワークを生かした成長戦略を推進しています。
製造ソリューションセグメント:製造業向けソリューション
流通・産業ソリューションセグメント:システム開発およびコンタクトセンターソリューション
デジタルソリューションセグメント:ネットワーク・ストレージ・クラウド・セキュリティ領域のソリューション
IT基盤サービスセグメント:IT基盤領域の設計・構築・運用
https://www.marubeni-idigio.com/ 
 

株式会社中本・アンド・アソシエイツについて 

中本・アンド・アソシエイツは、オラクル社のクラウドERP導入およびオラクル社のクラウド・インフラストラクチャーを使用したソフトウェア開発を行っております。また、2025年7月に丸紅 I-DIGIOグループに参画し、さらなる資本力をベースに、オラクル社のクラウドサービスを通じて、製造・販売・購買・流通・会計の業務領域に関する知見を、お客様のために具現化していきます。 
https://www.na21.co.jp/ 

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※ニュースリリース記載の情報は発表日現在の情報であり、予告なく変更される場合があります。
 


本件に関するお問い合わせ先
AI inside 株式会社 広報担当 TEL:03-5468-5041 E-mail:pr@inside.ai