エントリー

menu

contact

NEWS
ROOMニュースルーム

URLをコピーしました

2019.12.04

地方公共団体等向けサービス「NaNaTsuTM AI-OCR with DX Suite」についてのお知らせ〜AI inside と共同開発し、NTTデータより提供開始〜

AI inside 株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:渡久地 択、以下「当社」)は、当社開発の「DX Suite」注1を搭載した地方公共団体等向けAI-OCR注2サービス「NaNaTsuTM AI-OCR with DX Suite(以下、本サービス)」が、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下「NTTデータ」)より2019年10月31日に提供開始されたことをお知らせいたします。本サービスは、NTTデータが提供する「NaNaTsu」シリーズ注3の一つとしてNTTデータおよびNTTデータの「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」パートナーより、地方公共団体に提供しております。
また本サービスは、地方公共団体専用のセキュアな閉域網LGWAN注4を活用し、安全にデータの授受が行えるだけでなく、個別のシステムを構築する必要なく従量制の年額利用料のみで紙資料のテキストデータ化を可能とし、地方公共団体等の働き方改革を推進いたします。

【背景】
近年、地方公共団体は、将来的な労働力不足を見据え、業務をAI・ロボティクスで自動化し、職員は市民サービスのさらなる拡充に注力する、スマート行政への転換の機運が高まっています。
しかしながら、地方公共団体においては、自団体のサーバーを使用するオンプレミス型で独自にAI-OCRシステムを構築する場合、数千万円から1億円という初期構築費用が掛かる点などが課題となっていました。
そこで、当社はNTTデータと業務提携し、地方公共団体等が安全かつ安価にAI-OCRを活用できる本サービスを共同開発してまいりました。

【NaNaTsu AI-OCR with DX Suiteについて】
NTTデータの提供するAI-OCRサービス「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」は、LGWAN-ASPサービス注5を利用可能な地方公共団体等向けのサービスです。スマート行政の実現や働き方変革を支援するサービス「NaNaTsu」シリーズの1サービスとして提供されております。手書きの各種申請書類をスキャンした画像ファイルを、クラウド上に構築したAI-OCRサービスにアップロードするだけで、自動変換されたテキストデータをCSV形式で取得できるようになります。主な特長は以下のとおりです。

■RPAツールとの組み合わせにより作業時間の大幅な削減
「WinActor」注6や「WinDirector」などのRPAツールと組み合わせることにより、申請書類の入力から基幹システムでの受付処理まで、トータルに自動化することが可能です。

■セキュアな環境での利用が可能
クラウドセンターとの接続は、閉域ネットワークLGWANを使用しています。また、読取エンジンもパブリッククラウドではなく、LGWAN上に構築しているため、セキュアな環境で利用することができます。

■システムの構築やソフトウェアのインストールは不要
地方公共団体等ごとにオンプレミス型AI-OCRシステムの構築は不要です。また、Webブラウザで本サービスが動作するため、地方公共団体等が使用するパソコンに新たにソフトウェアをインストールする必要もありません。

なお、2019年11月より利用を開始している地方公共団体は7団体です。また、2019年12月より利用予定の地方公共団体は、6団体です(2019年11月26日時点)。これまで46団体でトライアル版の利用をしています(2019年11月26日時点)。

【今後について】
今後も当社は、NTTデータとの業務提携を通じ地方公共団体等の働き方改革を推進いたします。


(注1) 「DX Suite」は、大量の紙書類を高精度で仕分け・データ化し、業務効率化を支援するAI-OCRソリューションです。NTTデータのサンプル帳票による読取テストでは、手書き文字の認識精度約98%という結果となりました。
(注2) AI-OCRとは、従来のOCR技術とAIとを組み合わせ、学習した内容に基づいてルールを見出して読み取る技術のことで、紙や画像中に記載された手書きの漢字や数字などを、高い精度でテキストデータに変換します。
(注3) NaNaTsuは、スマート行政の実現や働き方変革を支援する“自治体業務のお助けデジタル道具箱”として展開する一連のサービスのブランドの名称です。RPAツール「WinActor」とノウハウ共有サイトをセットにしたサービス名称でもあります。
(注4) LGWAN(Local Government Wide Area Network)とは、各地方公共団体や中央省庁との間の情報交換を目的とした、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運営する行政専用ネットワークです。インターネットから切り離された閉域ネットワークであり、高度なセキュリティーを維持できます。
(注5) LGWAN-ASPサービスは、LGWAN という非常にセキュアなネットワークを介して、利用者である地方公共団体の職員に各種行政事務サービスを提供するものです。
(注6) WinActorは、2010年にNTTアクセスサービスシステム研究所で生まれた技術をベースに、2013年にNTTアドバンステクノロジ株式会社が製品化に成功した、純国産のRPAソリューションです。


*「NaNaTsu」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
*「WinDirector」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
*「DX Suite」は日本国内におけるAI inside 株式会社の登録商標です。
*「WinActor」は日本国内におけるNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

【報道機関の問い合わせ先】
AI inside 株式会社 広報担当
TEL :03-5468-5041
E-mail:pr@inside.ai